Sony Pictures Imageworks、オープンソース開発プログラムを発足

Sony Pictures Imageworks、オープンソース開発プログラムを発足
http://opensource.imageworks.com/

SPIがオープンソースプロダクトをリリースした模様です。

最近世界的に大手とされるプロダクションはオープンソースに積極的なんでしょうか。

SPIが最初にリリース(?)したプロジェクトは以下の通りだそうです。

 最初に取り組むプロジェクトは、レンダリング用のシェーディング言語「Open Shading Language(OSL)」、ボクセル・データのストレージ・ライブラリ「Field3d」、カメラ・マスキング用のMayaプラグイン「Maya Reticule」、データベース移行ツール「Scala Migration」、C++言語でPythonのように文字列を操作する「Pystring」の5つである。

うーん、興味深いですね。

個人的に特に興味深いのはシェーディング言語のOSL、ボクセルデータストレージのField3d、でしょうか。

シェーディング言語は今、オフライン系ではRSLやMeta SLなどが既に存在しており仕様もオープンではあるので、必要かと言われたら微妙なんだと思いますが、
処理系を含めてオープンソースというのが興味深い点です。
つまり自分も一人の開発者として、フォーマットや今後の発展に対して意見が言えるわけです。もしくは勝手に修正して野良ビルド、なんてことも出来てしまうわけです。
これが既存のものとの一番大きな差なのかなと思います。

またField3dに関しては、同社は以前スパイダーマン3の際に、サンドマンのデータを扱っている経験があります。
詳しい内容はわからないのですが、サンドマン誕生のシーケンスではシミュレーションのキャッシュデータ(?)が27TBを越えたというエピソードを聞いたことがあります。
ただ噂で聞いただけなので詳しくは知りません。間違ってるかもしれません。
が、その規模のデータを扱ってショットを作成した事のある同社が、ボクセルデータを効率的に扱うためのライブラリを作成しているという事実は非常に興味深いです。
つまりさすがにサンドマンは重かった、ということなんでしょうかwww
もちろんそれだけでもないでしょうけれどもね:P

他のライブラリに関しては、あまり詳しくわからないのでスルーしますが、C++の文字列操作がPythonぽく出来るのは相当素敵!!と思います。
これぐらいならソース読んで理解できる、、、かな・・・?
いずれ挑戦してみます。

 
冒頭でも少し触れましたが、Weta DigitalのLiquid Maya、ILMのOpenEXR、rspのpyshakeなどなど、最近海外の大手プロダクションはオープンソースに積極的なのかなという気がしています。

今までも個人レベルでは細かいスクリプトやプラグインなどをオープンソースで公開している人たちはいましたが、大手が会社としてリリースすることは少なかったように思います。

また、これらのプロダクトに共通している特徴として、パイプラインやワークフローに密接に関わる、基礎技術とでも言えるような技術が多いという点があげられるとような気がします。
EXRは画像フォーマットですし、LiquidはRIBトランスレータ、pyshakeはPythonでShakeを操作するためのツール、などなど、これがあるかないかでワークフローや体制がかなり変わるものなんじゃないかという気がします。

EXRは最近の台頭を見る限り、明らかに次世代の標準フォーマット足り得るものになっていますし、LiquidもRIBへのトランスレートを自前でいじりたい会社には使われている様です。pyshakeはShakeがあんなことになってしまっているので今後は謎ですが、PythonでShake用のスクリプトが書けるのも現場的には大きな影響があるように思います。

こういったものはたくさんの人に使われて、ダメ出しされて、直されてこそ価値のあるものとも言える気がします。
上記のプロダクトがオープンソースになった経緯はわかりませんが、そういう効果を期待している可能性は少なからずあるんじゃないでしょうか。

また逆に、細かいカスタムスクリプトや、実務で使う便利ツールのようなものは公開していません。
まぁそりゃそうか、って気もします。
整備するのも面倒だし、そもそも見せたくないし、その環境下以外では意味をなさないし、などなど。

とにかくこういう流れが出来たことは喜ばしいことだとおもいます。
今後の動向にも期待したいです。

そして出来れば自分もその流れに乗りたいなー、と思います、が、力は無い!!
精進します、、、

余談ですが、僕は自分がやったことはなるべく公開したいと思っています。
今はまだ全然してませんが、、まぁいずれ、、

で、それを参考に誰かがもっと良いものを作る、次は誰かがそれを越える、その次も、そのまた次も、と、そうやって良いものがどんどんどんどん生まれ、公開されていったら良いなと思うのです。

そういう健全な未来を期待していますよ:)

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