ミートボール見てきた

昨日新宿ピカデリーで「くもりときどきミートボール」見てきました。

立体映画って初めてだったんですが、あんな感じなんですね。
思ったよりも自然に見ることが出来たし、場面によっては非常に臨場感を感じることも出来たような気はします。
やっぱりこう、手前からズアァァッっと広がっていくようなカットでは多少あざといぐらいの効果が。。
なれるまで戸惑いますね、立体視www

あと眼鏡 on 眼鏡で見てたんですが、普段の眼鏡の上からかけると、結構立体視メガネがきつくて。。
普段眼鏡の方にはコンタクトレンズ推奨です。。

トレーラー見て、普通にふーんて見てたカットが、立体視になって、
あぁこういうことだったのね、みたいなのがいくつかありました。
やはり画作り自体一気に変わるんだなと実感しましたよ!

あと内容なんですが、なんつーか、すごくセオリー通りな子供向けエンターテインメント作品。
主役がいて、ヒロインがいて、悪役がいて、脇役がいて、最後はハッピーエンド。
90分とい尺の中で話が完全にまとまるようなストーリーテリング。
話の好き嫌い以前に、映画としての完成度はものすごいなと思いました。

まとまらないボリュームの話を90分に詰め込もうとしてもダメってことですね。
ターゲットの明確な、コンパクトかつユニークなストーリー、映像以前に非常に大事なパートですね。

 
さて、今回ミートボール見に行ったのは、立体視を見てみたかった事もそうなんですが、
あの絵が見たかった、というのも少なからずあります。

というのも今回のこの映画、既にCGWなどで取り上げられている通り、
全編レイトレースでレンダリングが行われているそうです。

こちらに関しての詳しい話はスギログさんでメイキングのリンクなどをまとめられています。

Arnoldはモンスターハウスの時からSPIで使用され始め、今回引き続き使用した形になるようです。
SPIはモンスターハウスでのライセンス取得以降独自カスタムしているようで、
先日発表されたOSLなども今後どしどし組み込まれていくものと思っています。

で、この映像、僕には非常に透明感の高い映像に仕上がっている様に見えました。
レイトレでのレンダリングの賜物なのでしょうか?
見たことがあるようなんだけども、実は見たことが無い、というか。

モンテカルロベースのGI(パストレ?)、レイトレースでは難しいとされる毛の表現、モーションブラー。
どれもおそるべし。

特に毛の表現は素敵だなーと思いました。
今日本のめぼしいデフォルメ調な作品での髪の表現って、結局板ポリにテクスチャ、ですからね。
仕方ないのはわかるんですが、あれじゃイカンですよねこれからの時代。
やっぱり毛の感じを生かすにはああいう方法を考えるべきなんだなと、思いました。
単純に毛の形を整えるぐらいならガイドカーブに沿わせる程度で出来なくは無いんでしょうけども、
ミートボールでのあの感じは何なんでしょうか?
質感というか、量感というか、適度な重みを感じるように見えます。
こ、、これがフルにGIをしました、ってことの結果なのか!?
恐るべし、です。

てかGIなんて数年前に、mental rayぐらいをちょろっと触った事ぐらいしかない僕にとっては
アニメーションでフリッカもノイズもなく行えるなんてことが既に奇跡です・・・!!
ってでもこの辺はV-Rayだfinal renderだ使ってる方には普通なんでしょうね、既に。
でも毛はすげーな、、、

ある筋からの話を聞くに、これからのレンダラはレイトレーサが主流になってくるように思われます。
別にSPIのような、どこぞの大手がレイトレレンダラメインでプロジェクト進めてるとか、
そういうだけの話ではないのです。
そういう話も少なからずあるようですが、大手のRenderMan離れが進んでいることは間違いないようです。

今後はCPUのメニーコア化がより一層進むことが考えられますが、
そういうアーキテクチャに向いているアルゴリズムがレイトレなのだそうです。
RenderManのREYESアルゴリズムのようなものだと、
スケラービリティがレイトレほど確保できないのだそうです。
レイトレだったら単純な話、1本のレイに大して1スレッド割り当てちゃえば良いんです。
まぁそれだけではないんでしょうけれども、実際は。
あと他にも、RSLではBRDFなどが扱いやすくなっていないだとかなんだかんだ問題はあるようで、
RenderManの地位が危ないとの声もあるとかないとか・・・!!

ってこの辺は全部受け売りなんですが:P

ということで僕はレイトレレンダラの今後に並々ならぬ期待を寄せています:)

てかレイトレレンダラ、今まともに使われているものだと、シェーダ書いたりする際に
現実的な拡張性を持っているものってmental rayぐらいしか無いんですよね、多分。
V-RayとかはSDKが冗長過ぎるとか、聞いたことがあるような無いような。

となってくるとRenderManの純粋なリプレイスはまだ存在していないというわけなので、
今レイトレレンダラ開発各社は血眼になってそのポジションを奪取すべく動いているんでしょうね・・・!

もしかしたら今そこに一番近いのがArnoldなのかもしれませんが、市販されてませんからね。
とは言え、SPI以外にもパリのMicros ImageなどもArnoldを採用していたりするので、
販売自体は開発者のマルコスさんにご相談、って感じなんですかね。
XSI版発売の噂なんてのもあるので、もしかしたら今後数年で何かしら動きはあるのかも?

というわけでArnoldの画が気になって仕方ない人のためのリンク
Arnoldのレンダリング画像、どの筋からUPされたどういう画像なのかとかよく分かりませんが、一応どうぞ。

あとこちらもArnoldでレンダリングされたものだそうです。

僕がRenderManリプレイスのレイトレレンダラとして一番期待しているのは
間違いなくsyoyoさん率いるライトトランスポートエンタテインメント社のlucilleです。
アレコレ期待しているので、是非早期リリース頑張ってください<LTEさん
 

まぁでもアレです、道具が良くなるに連れて作れる画のクオリティが上がるのは当然なので、
我々としては普遍的なスキルを身につけることが重要なわけです。
道具はうまく使ってナンボ、下手に道具に溺れないようにしたいものです。

ってことでもないんですがTexturing & Modeling本買ってきました。14,000円、、、自腹っっっ!!!
まぁこれは、本気でやりますよ、という意思表明です。多分。

で、買ったので早速文句言わせてもらうと、誤植というかホントにくだらない言葉のミスが多いです。
1章までざっくり流し読みしただけでももう2、3箇所ありましたよ、、
高い本なんだし、もうちょっとクオリティには気を遣って欲しいとおもいます。
訳自体は、内容が内容なので下手に変えられないと思いますし、良いと思うのですが、
欲を言うならもうちょっと噛み砕いて説明出来るよね、って箇所はありました。
直訳しちゃうと意味がアレになっちゃう箇所ぐらいは気をつけてやってほしいなー、と。

まぁ読めるし、これだけの量英語でとか言われたら卒倒してしまうと思うので、
日本語訳してくれただけでもかなりGJとは思っています。

あとこれは僕の勘違いだったんですが、シェーダのコード、RSLで書かれてるわけじゃないんですね。
主にCでした。一部RSLもありましたが。
まぁ小さな問題ですよね、これは。

 
さて、頑張ります。

「ミートボール見てきた」への2件のフィードバック

  1. 中の人と時々話をしますが,昔に比べたら随分と
    良くなってるみたいです.Arnold.
    ええ,Monster Houseの頃は辛かったっすよ..
    そりゃあもう...

    最近のレイトレフィーバーは凄いですね.風が吹いてます.
    ただ,「奇麗に素早くレンダリングするプログラム」と,
    「ショットを作るためのツール」として見た場合では,
    それぞれベストな選択って違うと思います.

    前者ならレイトレーサ,後者なら REYES(PRMan)かな,と
    今のところは思っています.理由はいろいろ思いつくんで
    いつかブログで書いてみようと思っていますが.

    まあ,結局は使う環境によるんですけどね.

  2. >ますおさん
    元中の人kt———-!!
    Monster Houseに関しては何やら不穏な思い出が、、、お疲れ様でした、、、!!

    昔に比べたら随分、ってことはやはりまだまだって感じではあるんですかね。うーむ、なるほど。

    レイトレフィーバーですね、まさに。すごい勢いだなーと見えます。
    先日のSiggraph然り、なんですが。

    >「奇麗に素早くレンダリングするプログラム」「ショットを作るためのツール」
    なんとなく分かる気もしますが、僕はただのMaya SW使いなので詳しくはわからない、というのが本音です。。
    レイトレだとどうしてもレイトレになってしまう、ってところなんでしょうか?
    今までレイトレレンダラ、主にV-Rayなどが使用されていた現場を見るに、向き不向きはあるんだなという気はしてはいます。
    それを今回のミートボール映画で結構大きく変えてみました感もなくはなく、十分今後に期待出来るものになった、という印象です。
    ただリアルなだけではない映像をレイトレレンダラを使って作った、というのはやはりそこかしこに影響あるんじゃないかなーと。
    V-Rayなんかの追い風として良い感じに働きそうな気がしています:)

    と、どちらもまともな使用経験のない僕が浅知恵で考えてもアレなので、詳しい解説はますおさんのブログ記事を期待します!!

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