2012観た、とか。

しばらく更新あいてしまいました。
先週2012を観てきたのでそれに関してちょっと感想など。
ネタばれするかもしれないので見てない人はまだ見ない方がいい、かも?


当ブログの読者様で2012を知らない人なんている訳ないので映画自体の説明は省略。
一応言っておくと、VFX超大作=破壊とか津波とかが楽しい映画で、間違ってもストーリーが面白い映画ではないです(^p^)
Day After Tommorowばりの身勝手なストーリーでびっくり。
またしても、おれたち一家が助かりゃいい&途中で死んだ人たちが浮かばれない系です。

僕個人で印象的だったのはやはりLA沈没シーケンスでしょうか。
あの物量&破壊!すばらしすぎます。
あの辺はDDがメインで担当していたらしく、クオリティはさすがの一言。
DDはいろんなメイキングでも触れられている通り、Houdiniをメインのエフェクトツールとして使い、ボロノイ分割ツール&BulletRBDエンジンを使った自前DOPを開発して破壊シーケンスを作成したとの事。
Houdiniでボロノイ点を制御して自分の理想の形で壊し、BulletのスピードでRBDがおこなえる。こんな素敵なことはないですね。。viva開発力。
レンダリングに関しても一苦労あったようで、詳しくはますおさんのブログでどうぞ。やはりviva開発力。

あとはやはりscanelineの津波でしょうか。
実際あの規模の津波なんて見る事無いし見た事もないので、あれがリアルなのかと言われたら正直謎なんです。ホントにこんなにスペキュラ感ないものなの?とか思ったところもありました。でもかっこいいからok。
scanlineは自社サイトでメイキングを公開してますが、いやーまぁ何とも怒濤のレイヤー分け。こんなに見えない箇所にここまでパス分けますか。恐れ入ります。。
正直ここまでやるという頭がないです。これは日本の現場でやってたから、という以外にやはりクオリティに対する感覚が違うのかもなーと思ってしまいました。はぁ。
にしてもこれだけやっちゃうと映画期間中1人で作れるのが1cutだけとかになっちゃいそう。もしくは複数人で1cut。ハリウッド映画では普通なんでしょうか。なんという規模だよ。解せぬわ。

まぁあとは噴火シーケンス周りはdnegだったりとかしたみたいで、ここも非常に良かった!何じゃこの爆発wwwってニヤニヤしてしまうレベルでしたw

何にしてもエフェクト好きからエフェクト好きまで幅広く(?)楽しめる映画でしたよ!
いやー、お腹いっぱい、ご馳走様でした。

 
最後の楽しみのエンドロールもしっかり見たんですが、非常に印象的だったのが一番最初にUncharted Territoryの名前が出てきたこと。
UTはLAをベースに活動する集団みたいなのですが、驚くべきことにスタジオがない!
そして固定スタッフも少なく、機材すら必要に応じて買い、いらなくなったら売り払うという、なんとも遊撃部隊なやつらです。
今回の映画期間中はSPIWの中に間借りしていたようですw
彼ら自身には開発リソースはないらしく、Cebasのページでインタビューに答えてますが、2012公開後にリリースされたVolumeBreakerを使ってたみたいなことを言っているので、おそらくCebasの開発に協力したのだろうと思われます。他にもまだリリースされていないThinking Particles4も使用したようです。
外部と協力してツールを作り、そのツールを外販することで自分たちに開発リソースが無い点を克服するというのはなかなか面白いスタイルだなーと思いました。

今回参加した主なスタジオは、UTの他だとScanline、dneg、Pixomond、SPIW、DD、Hydraulxなど。どこか忘れてたらすみません。。

UTもそうですが、ScanlineやPixomondなどはMaxのプロダクションとして有名な会社で、今回2012ではMax会社の隆盛が目立ったなというのが個人的な感想です。
Maxのプラグイン思想とでもいいますか、そういうものが今回は非常に良くマッチしたんじゃないかなと思います。もちろんそれらのプラグインの性能が非常に良く、アーティストの能力が高かったことでマッチしえたわけですが。

従来のハリウッドスタイルの、独自開発、巨大パイプラインというスタイルに完全に背いた形のUTのスタイルとその成果。これは非常に面白いです。
今後はどういうスタイルが主流になって行くんでしょうかね。
もちろん作品の性質にもよると思うので一概に言えるものではないですけどね。

まぁともあれ、まだ2012を見てない方は是非とも見た方がいいと思います。
自分のクオリティ感と世界のトップのクオリティ感を比べてみるという意味でも是非。

 
先日Max触ってあれこれやってたのは2012の影響だとかそうではないとかモゴモゴ。

 
と、2012に関してはこんなもんで。
 

あとは最近勉強中だったRenderManに関して。
引き続き電車の中でARMan本を読んでました。あとはRSL本。
具体的に触ってみたいなー、と思ったんですが、
家に環境が整うまではしばらくおいとくことにしました。
とりあえず3Delightはインストールしたので、プロが書いたシェーダでも眺めつつ。

ARMan読んでて個人的に目から鱗だったのはプロシージャルテクスチャのフィルタリングに関して。
こういう考えがまず頭の中になかったので本当にびっくりしました。
微分っていう考え方もないからなー、こんな便利なもの使ってたのかRenderManユーザ達は。そりゃ自由度も何も違うわ。恐ろしい。

と言うのを実感と、同時に自分のスキルの弱さも実感するわけで、まだまだ勉強が足りないなーと思いました。
とは言え先に待っているのは辛く厳しくも非常に楽しいことな訳なので、全然凹んでる場合じゃないし逆にやる気出るわ。

まだ有益な情報出せるほどじゃないのが悔しい&申し訳ないですが、まぁいずれ実務で使うようなことになったら何か載せて行けたら良いなとは思います。

今年も残りわずかですが、みなさまお体には気をつけましょう。
最近身近なところに新型インフルが発生したので、僕も気をつけないとと思っているところですよ!

そういえば年末はUPにAVATARによなよなに、観るものがたくさんあるなー。
師走ですね。

「2012観た、とか。」への2件のフィードバック

  1. >succhin。さん
    これは面白い!
    scanline、キャッシュ用ディスクスペースが1200TBってマジか・・・
    スケールが違いすぎます。びびりました。

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