皆様、OpenEXR使われてますか。
日本においてはAfter Effectsがコンポジット市場に君臨していることと、8bitの画像よりもディスクスペースを食うため、どうしても使いづらい印象があるかと思いますが、いやーどうでしょう、流石にそろそろ使って良いんじゃないですか?
そろそろHDRIでのコンポジットをやってみたくてうずうずしてる僕です。
ふと思い立って、HoudiniからOpenEXRをマルチチャンネルで出してみました。
いやー、出ましたね。出ましたよ。さすがMantra。いや普通なのか今となっては。
>おまけで追記。全パス表示してみた。一応これだけ出てます。
※一応適当な情報出しただけで、全てがbeautyパスに絡んでるってことではありません。あしからず。
mental rayでも以前テストした際に上手く出ていたので、サポートは心配ないようです。
レンダーパス機能つかって出力をexrにするだけでうまくいきますよ。
が、肝心のAfter Effectsではマルチチャンネルの読み込みができません。
これはたしかプラグインを使うと対処出来たはずなんですが、出来ればそんなもの使いたくないのでCS5での対応に期待といったところでしょうか。
また、最近Nuke使いたい!とか、使ってます!という声がかなりあちらこちらから聞こえてきます。
AEに比べるとかなり本格的なコンポジットツールのようで、面倒くさいことが多い半面、AEよりも便利なことは多々あるようです。個人的にはノードベースで、シーンファイルがASCIIで、Python使えて、Normalでのリライティングもどきが随分やりやすいとか、その程度でもかなり魅力的だと思うんですけどね:P
かつてShakeユーザではSapphireないと仕事にならないという人もいましたし、やはり人によって必要とする機能も違いますし、なんとも言えないところではありますが、今後シェアは拡大していくんじゃないかなーという気がしています。
余談ですが、某フルCGアニメーションではexrを使用されたようで、あのクリアな発色、コンポジットはそれの影響もあるのかな、なんて思ったりしています。
欧米でもexrはもはやデファクトな様です。
今まではMaya Softwareの縛りなどがあり、正直exrなんて遠い存在でしたが、Maya2010のライセンス形態の変更により一気に身近な存在になったんじゃないかと思っています。
しばらく隙を見てexrを使ったり、社内で布教したりしながら、exrの出番が増えていくようにしてみます:P
Open EXRに関しては、以前ますおさんがブログでまとめられていたのでご紹介します。
* little things of mine *: half
また、Nukeに関しては最近チラオカさんがブログを始められたようなので、こちらもご紹介です。チラオカさんは実務でNukeを使われているそうで、現場目線からの内容が非常に興味深いです。
TIRAOKAN.
チラオカさん自身、AEからの移行だそうで、AEユーザが困るであろうことを細かくまとめてくれています。AEユーザとしては大変嬉しい記事です:D
僕と違って画像が多様されていて見やすい点も素晴らしいと思いますwww
もうお一方、Yasu_Tashiroさん(Twitter名)もご紹介します。
Uziboze’s Blog
Yasu_Tashiroさんは立体視の為にNukeを導入されたようで、立体視の話が多くポストされているようです。もちろんそれ以外でもNukeは活用されているそうです。
先日、とあるセミナーでNukeの立体視のワークフローの紹介があったのですが、そちらを拝見した限り、Nukeは強力なノードベースを持つ以外に、非常に立体視フレンドリーなコンポジットソフトだという印象を受けました。
今後、立体視もCG屋的には外せないトピックになるのは間違いないので、こちらも非常に興味深く拝見させて頂いています:D
どちらも貴重な、実際にNukeを使っている国内ユーザということで、大変参考になります。貴重な情報ありがとうございます。
それみんなあとに続けー!(ワーワー
で、なんとなくですが、これから数年ぐらいで、CG業界的に大きな変革が訪れるんじゃなかろうかという気がしていて、なんとなく今のままじゃだめだなと思ってあれこれ調べたり、教えてもらったりしています。
僕自身もそうなんですが、日本の業界も今までのやり方ではだめなところがあれこれあるように思います。
正直こういう状況になると、全部を誰かが一人で抱え込むのではなく、業界でまとまって、出来るところは分担してあれこれ直していけたら素敵だなと思っています:D
CG業界はもっと交流していいと思う!!
あと、Maya Softwareは早く捨てよう!www
そんな、取止めのないなんだかよく分からない記事でした。サーセン:P
P.S.
今日はピルスナー・ウルケルを昼から飲んできました。超うまかった!
誰か瓶で売ってるところ知ってる人いたら教えてください(ぇー
はじめまして。
私も最近、MayaVRayでOpenEXRを使うようになって結構便利だなと思っています。主にフォトリアル系の実写合成なんですが、HDRIのコンポジットは非常に幅が出るなと。
あと、素材を一まとめにできるのは結構ファイル管理もしやすくて、助かってます。とりあえず素材全出ししても、ファイル数も膨大にならないですし。
コンポジットはやはりAEがネックになってるんでしょうね。以前Shakeでコンポジットしてましたけど、サポート終わっちゃいましたし、やはりNukeでしょうか。
個人的にはToxikにがんばってもらいたいところです。
>elloneilさん
ども。コメントありがとうございます。
はじめましてと言いつつもTwitterで初めてじゃないので初めてな気がしませんw
>主にフォトリアル系の実写合成なんですが、HDRIのコンポジットは非常に幅が出るなと。
V-RayでOpenEXRですか。なんとも旬ですね・・・!!
実写合成ともあらば絵作りも実写プレートがベースになってきますし、一気にやりやすくなりそうですね。
>素材を一まとめにできるのは結構ファイル管理もしやすくて
やっぱりそうですよねw ファイルは少ないに限る!もちろんその限りでないものもありますが・・・:P
>コンポジットはやはりAEがネックになってるんでしょうね。
間違いないかと。
AEさえなんとかなっちゃえばなぁ・・・
CS5がそろそろリリースみたいですが、はてさて。
最近周りではNuke熱の高い方がかなり多いですw
ToxikはNukeに比べるとちょっと劣る(使い勝手とか安定性とか)ようで、あまり使ってる声を聞きませんが、ちょっと触った感じ、ノードもそんなに多くないですし、それさえ覚えちゃえばAEよりはずいぶん良いのかなとも思っています。完全なリプレイスとはなりえないのかもしれませんが。
これから数年程度で、日本でもレンダリングワークフローが激変してくれることを願います:D