オープンソースプロジェクト「OPENCODE」

遂に国内CG業界にもオープンソースの波がやって来ましたよー!
ダンデライオンアニメーションスタジオによるオープンソースプロジェクト、OPENCODEのご紹介です。

ダンデライオンアニメーションスタジオ
オープンソースプロジェクト「OPENCODE」


まず、ダンデライオンさんに関して詳しくは各自HPをご覧頂くとして、簡単にご紹介しますと、
2007年設立の、CGアニメーションに特化した、非常に若いアニメーションスタジオです。
西武新宿線沿線、練馬区は石神井公園にスタジオを構えています。

僕は以前お仕事でご一緒させて頂いたりしているため、個人的にお付き合いのあるスタジオさんなのですが、OPENCODEの正式なスタートは知りませんでしたwwww

先日HP拝見していたところたまたま見つけたので、早速代表の西川さんに連絡をとったところ、紹介をご快諾頂きました。

そのメールの中でのやりとりで、こんな言葉が出てきたのでご紹介します。
細かい文面は異なっていますがご了承ください。

今こういうことが必要だという認識が広がることが大事

この先を見据えた、海外との競争に打ち勝つためのアイディアの1つ

最優先事項は「CGアニメでお客さんに見てもらえる映画を作る」こと

うーん、素晴らしい。。。

そう、これはまさに今必要なのです。
今なのです。

実際今までは日本の企業間で戦っていればそれで良かったんですけどね、これからはむしろ協力して日本というフィールドで世界と戦わなければいけないことが多くなるんじゃないでしょうか。

中国と値段で張り合う?いやいや、無理です。
じゃあクオリティを高めないと。効率化も必要です。しかし予算や人員は従来のまま。
さてどうしましょう。

やらなくていいこと、迷う箇所を極力減らしましょう。
幸いなことに、我々はコンピュータで仕事をしています。
面倒な仕事は全部コンピュータにやらせてしまいましょう。
余った時間は全てクオリティUPに費やしましょう。もしくは泊まったりせずに早く帰りましょうw

さらに、みんなが同じツールを使って制作を行うことで、一社がクローズドで使うのと比較して比べものにならないほどの経験値が積まれていきます。ここは単純に数の問題になるわけですが、これはかなり重要です。
オープンソースにする利点の1つはここです。
特に、みんなでインフラを作り上げていこう!というOPENCODEの思想に対してこれはかなり重要です。
これはchiyamaさんのパイプライン構想とも近いというか、ほぼ同じ思想なんじゃないでしょうか。

 
ちなみにOPENCODE、参加に関しては少し条件があります。

現在は、一般の方々向けのものではなく、
小規模〜大規模の国内CGプロダクション様向けの内容となっております。
申し訳ありませんが、このサイトでの公開は行っておりません。
OpenCodeは、同じ目的を共有する複数のCG会社の技術者間でのコミュニティです。
(機密データ保護のため、所属している会社の許可や管理は必要としています)

また、ご賛同いただいている開発技術者様及びCGプロダクション様も
守秘義務・データ権利に反しない内容に限り、一部のツールをご提供していただいております。

こんなの本当のオープンソースじゃない!!とか思われる方いるかもしれませんが、そんなものは些細なことです。
いいじゃないですかオープンソースの定義なんて。
ギブアンドテイク、かつみんなで作り上げていこうという精神、そしてそれに伴なう行動がこのプロジェクトで1番大事なところですよ。

趣旨に賛同されるCGプロダクションの方は基本的にOK何だとは思いますが、フリーランスの方はどうなんでしょうかね?
バグレポートや改善要求レビュー、アイディア出しなども重要な参加だと思うので、問題ないとは思いますが、僕が決定するわけではないので興味があるならばひとまず連絡してみましょう。

 
OPENCODEはプロジェクト自体こそダンデさん主導ではありますが、
今の時代に必然的に生まれたものとも言える気がします。
自分たちの環境は自分たちで作っていく、なんとも素敵です。

最終的にはお客さんに喜んでもらえる映像、映画を制作すること。
そうです、海外にドラゴンボールだアトムだってやらせてる場合ではないのです。仕上がりもアレだしな!

というわけで簡単ですがOPENCODEのご紹介でした。
今後が本当に楽しみなプロジェクトです。

 
あ、そうそう、OPENCODEの一角であるCollage、これはかなり完成度の高いリグツールキットです。
ちょっとやそっとじゃ作れない完成度です。
是非多くの方にOPENCODEに参加して触ってもらいたいものです。

 
またこれは余談ですが、学生さんも含め、アニメやCGアニメーションを携わりたいと思っている方には、ダンデさんオススメしておきます。
間違いなく国内でもトップクラスのスタジオですし、皆さん非常に人柄も良いです。
さらにスタッフ構成見てもらうと分かる通り、人数に対してテクニカルディレクタが多いのも特徴で技術力も高いです。
就職活動の候補の1つに是非どうぞ:)

 
さぁ盛り上がってきましたよー!
僕もツールとか何かコミットしたい!

「オープンソースプロジェクト「OPENCODE」」への8件のフィードバック

  1. 一応しょうもないツッコミを入れておきますと、オープンソースというのはOSDの定義に則ったものを「オープンソース」と呼ぶ、とOSDが規定しているので、厳密にはオープンソースとは名乗れない、筈ですね。
    http://sourceforge.jp/magazine/04/02/26/098244
    もっとも今回意図した事を表現するのにじゃぁオープンソース以外にキャッチーなフレーズは?と言われると困りますが。だはは。

    ・・・・・しょうもないコメントですいません。

  2. >Averageさん
    コメントありがとうございます。

    ナント!オープンソースにも決まりがあったのですね!
    全く知りませんでした。。。!!ご指摘ありがとうございます。

    他に良い言葉も見つからないってのもまさにその通りで、、
    うーむ。。。 コードシェア、とか?んー・・・。

    まぁ何にしても今回の試みは非常に有意義なものと思っているので、
    出来る限りこの思想が広まって欲しいなと思います。

  3. 内輪でツールを共有するのは妥当なとこでしょうねー。

    「オープンソース」は商標登録されているので、著作権法や商標法を守って欲しい立場の業界に身をおいている人間としてはちゃんとしといて欲しいな思います。

  4. >hohehohe2さん
    ナント!商標登録されているものでしたか・・・!!
    まったく存じ上げませんでした。
    なんて名乗るのが妥当なんでしょう、こういうケースの場合。

  5. 調べてみたらマイクロソフトは似たようなものに「シェアードソース」と名付けてるみたいですね(オープンソースと言った時のワクワク感が響きにないですがw)

  6. >hohehohe2さん
    シェアードソースですか。
    MSが使ってることに意外性を感じますが、確かにどことなくクローズドな雰囲気は漂いますねw
    仲間内感というかw

    勉強になりました。

  7. 啓蒙の意味も含めるのであれば、sourceforgeとか、githubとかのオープンなリポジトリで誰もがソース読めるようにしてもらいたいですね。
    今のままだと学生さんとか、CGのプログラミングを勉強したい人とかが蚊帳の外な感じがします。

  8. >ocさん
    実際のところはわかりませんが、実務においての、実利のあるフィードバックも期待した共有ってことなんじゃないでしょうか。
    学生さんや、勉強目的の人は当初の目的には入ってないのかも・・・?
    や、勝手なイメージでしかないですが。
    ともかく興味あれば連絡取ってみるのがいいのかなと思います!!

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