OpenVDB

Siggraph開催にあわせて、DreamWorks Animationより
オープンソースのOpenVDBファイルフォーマットが発表になりました。
DreamWorks open sources the OpenVDB file format

併せてサイトもオープンされたようです。
OpenVDB

ただしソースの公開はまだで、現地時間で週明けすぐの月曜日に公開される予定とのことです(2012/8/5現在)。

まだあまり情報は出ていないのですが、Aboutのページから読み取れるだけの情報をざっくりまとめてみます。

The OpenVDB library comprises a hierarchical data structure and a suite of tools for the efficient manipulation of sparse, possibly time-varying, volumetric data discretized on a three-dimensional grid.

OpenVDBライブラリは階層的なデータ構造と、その操作のための効率的なツールを含んでいます。
ここで紹介されている操作は、sparse, possibly time-varying, volumetric data discretized
on a three-dimensional gridの部分です。
sparseというのはfield3dでも対応している疎行列というか疎ボリュームの操作のことだと思われますが、
他の2つは明確に何を指しているのか不明瞭なのでスルーします。
またリリース後にでもドキュメント眺めてみます。

It is based on VDB, which was developed by Ken Museth at DreamWorks Animation, and it offers an effectively infinite 3D index space, compact storage (both in memory and on disk), fast data access (both random and sequential), and a collection of algorithms specifically optimized for the data structure for common tasks such as filtering, CSG, compositing, numerical simulations, sampling and voxelization from other geometric representations.

OpenVDBはVDBをベースにしており、VDBはDWAでKen Museth氏によって開発されました。
VDBは効果的な無限3Dインデックス空間、コンパクトなストレージ(メモリもディスクも!)、
高速なデータアクセス(ランダムもシーケンシャルも!)、様々な操作(フィルタリング、CSG、
コンポジティング、数値シミュレーション、サンプリング、ジオメトリからのボクセル化)に
最適化されたアルゴリズム群を提供します。

最適化されたアルゴリズム! すばらしい!
ストレージやメモリがコンパクトで済むのも、データアクセスが高速なのも、この上ないほどキャッチーなフレーズ。
期待は高まる一方です。

The technical details of VDB are described in a forthcoming journal paper conditionally accepted by ACM Transactions On Graphics.

技術的な詳細に関してはまた後日、とのことです。(ざっくり)

 

いやー、熱い。文面から読み取るだけでは非常に熱いぜOpenVDB。

ボリューム云々といえば、つい先日ThinkboxからEmberの発表があったり、最近(勝手に)賑やかな感じがしています。

SPIのField3Dが、同じくSPIによってリリースされたAlembicほどの話題も呼ばずひっそりとしている中に
このOpenVDBが登場することになるわけですが、OpenVDBはツールも一緒にリリースする点に
大きなアドバンテージを感じます。
Field3Dよりもキャッチー、とでも言いますかw
この辺詳しい人に言わせたら別に必要ないじゃんとか言われるかもしれませんが、
僕あたりの浅〜〜〜い知識でその辺うろうろしているような人間にとっては
こういうものが大変有り難かったりするのですm(__)m

個人的に、特に魅力を感じるあれこれがちらほら見受けられるので、
あれこれ試してみたいなーと思ったりもしています。
時間があったらField3Dと見比べながら出来れば最高なんですが。
まぁ、思ってるだけ・・・

どちらのライブラリでもSparce Volumeを扱える点には特に興味があり、
実際どの程度メモリやディスクストレージを効率的に使えるのかが気になります。
特にOpenVDBはランダムアクセスでもシーケンシャルアクセスでも高速とのことなので、非常に気になります。
OpenVDBは更にhierarchicalとのことですが、さてどういった効果が・・・。
この辺以前CGWの倉地さんのレポート記事に載っていたような気もするので、ちょっと探してみます。

また、以前Naiadセミナーがあった際、開発者のMarcus Nordenstam氏が
Siggraph2011でDWAのgbgrid+(だったかな?)に関しての発表を
見ただか話を聞いただかしたそうで、非常に興味深かったからリリース楽しみだ!なんて
おっしゃってたような気がします(だいぶ曖昧)。
なので今後、Naiadのようにボリュームデータを扱うツールでのサポートも期待できるかもしれません。

我らが(?)Mayaに関しても、ボリュームデータはFluidを扱うためだけのもので、
本来ボリュームデータが活用出来るであろうフィールドでの有効な利用が出来ていないように感じます。
OpenVDBがシェアを伸ばすことで、その辺に風穴を開けてくれると
ユーザ的にはとてもありがたいんですが、、、ってさすがに楽観視し過ぎですかね:P

ひとまず、ソースが公開されたらダウンロードしてドキュメントぐらいは眺めてみたいなーと思います。
ドキュメントで精一杯ですがw

 
DWAではやっぱりこれもHoudiniに乗っかってるのかなー。いいなー。

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